戦艦長門、航空母艦加賀を同時進行で製作しました。どちらのキットともフジミ社1/700を使用しました。そして、海面にはレジンを使用しました。


この二艦を同時に製作する事になりました。まず最初に各キットの組立を行いますが、金型の古いキットには「引け」が生じている物が多いのでパテで表面を整えていかなければなりません。

引けている箇所、繋ぎ目の隙間をパテで埋め、乾燥後サンドペーパーで研いで行きます。塗装前の下地作りは大切ですね!
プラサフを吹く前に、溶接線を表現したいと思いまして・・・
細いマスキングテープを貼って表面に段差を作ります。塗装後に立体感が演出でき、リアル感が増します。


エッチングパーツの取り付けを行い、塗装に入ります。瞬間接着剤のゼリー状を使用する場合は肉付きが良いので着け過ぎないよう気を付けましょう~
スタンダードの瞬間接着剤とゼリー状を少し混ぜて使うと良いですね!

ミスターカラーの呉海軍工廠色を塗装。甲板とリノリウム甲板色を筆塗しました。
航空母艦の甲板は空母の顔ですので、2色を使い分け木製甲板の雰囲気を演出しました。少し手間の掛かるマスキングですが、3色で塗り重ねた方がより良くなると思います。



船体がほぼ完成してから台座を製作し固定します。今回はレジンで海面を作る計画ですので、船体をアクリル板で少し浮かした状態で固定し、外枠を製作します。レジンを流し込んでも漏れないよう気を付けなければなりませんね!


レジンを流し込む前に、船体に前もって作った波しぶきを張り付けます。こうする事によりスクリューのウェーキなど水中の泡などが表現できます。

レジンは着色したものを流し込み、固まったら外枠を外します。そして海面を製作して行きます。


綿を使って波を表現し、煙突からの排気煙の棚引きなどを考慮して模型に動きを加えて行き完成です。
この二隻ともクライアント様にお納めできました。